チュク
韓国のおかゆです。
日常的に朝食などのほか、宴席の前菜としてもよく食べられているもので、その種類も豊富で、あわびの粥・人参の粥・海鮮粥・野菜の粥・かぼちゃ粥・小豆粥など沢山あります。日本のお粥とは異なり米の粒が残らない程度につぶしてあるので飲むに近い感覚です。
チュクの作り方
アワビ粥を作ります。
①アワビは薄く切り、お米は水に1時間つけて置きます。
②鍋にごま油、アワビを入れて弱火で炒めます。
③水を加えて中火で1時間煮込みます。
④米を入れて弱火で、かき混ぜながら煮込みます。
米の粒がとろけるまでかきまぜたら、出来上がりです。
⑤器に移して食べるときに醤油で味付けします。
「チュク」とは?
「チュク」は粥の意味です。日本では、お粥と言うと病人食というイメージが強く日常ではあまり食べられませんが、韓国では昔からご飯料理と並んでよく食べられています。おやつとして食べられることもあります。
栄養価が豊富であることから、疲労回復、栄養補給の目的で食べられることが多いです。薄切りにしたアワビをゴマ油で炒め、米を足してさらに炒めた後、水を加えて煮詰めて作ります。味付けは塩、または醤油で薄く仕上げ、最後に卵黄を乗せて混ぜて食べる場合もあります。海産物を専門とする刺身専門店、または日式料理店などのメニューに並び、またホテルの朝食として出される場合も多いです。済州島の名物料理として知られ、島内では新鮮なアワビを用いた「チョンボッチュク」が食べられます。アワビは粥にして食べるほか、刺身や蒸し物、スープなどにもされます。貝類を利用した粥としてはカキ粥、ムール貝の粥などがあげられます。その他の種類も非常に豊富で、肉、野菜、魚、きのこ、雑穀、さらには木の実までと様々なものを取り合わせて作られています。