K-POPを支える“影の立役者” チョン・ホンボク氏&イム・ジョンウク氏インタビュー1
新大久保にあるK-POP DANCE STUDIO「YAMA&HOTCHICKS」で多忙なスケジュールの中、来日していたYAMA&HOTCHICKS代表を務めるチョン・ホンボク氏と講師を務めるイム・ジョンウク氏にインタビューを行いました。
左からイム・ジョンウク氏とチョン・ホンボク氏
2012年7月、日本初のK-POP専門ダンススクールとして新大久保にオープンした「YAMA&HOTCHICKS」。人気ガールズグループ「KARA」や「T-ARA」をはじめ多くのK-POPグループの振り付けを手掛ける現役ダンサーが講師を務めるとあって、いま話題のスクールである。
この度、多忙なスケジュールの中、来日したのはYAMA&HOTCHICKS代表を務めるチョン・ホンボク氏。「KARA」を日本市場に送り込むきっかけとなった「ミスター」、そして日本でトップアイドルの地位を確立させたと言っても過言ではない「ジェットコースターラブ」の振り付けを手掛けたのも彼だ。
また、現在(2013年4月)講師として来日中のイム・ジョンウク氏は1998年からダンサーとして活動をスタートさせ、これまで「H.O.T.」、「Fly To The Sky」、「SHINHWA」といった第一世代アイドルからRain(ピ)や「東方神起」、チャン・グンソクなどワールドスターと活動を共にしてきた。
まさに、K-POPを支える“影の立役者”でもある2人に話を聞いた。
-ダンスを始めたきっかけ
<;b>;チョン・ホンボク氏(以下、チョン氏):<;/b>;小学生の頃、テレビに出ている「Seo Taiji&Boys」を見て憧れを抱きました。ある学校の行事で「Seo Taiji&Boys」のダンスを踊ったのですが、内向的な性格の私がなぜかあまり緊張もせずに人前で楽しく踊ることができて…。それから「Seo Taiji&Boys」の映像を見ながらダンスをするようになりました。
-ダンスが趣味から職業に変わった瞬間は?
<;b>;チョン氏:<;/b>;勉強ができなかったので、ダンサーを目指すことになりました(笑)。それは冗談で、実は中学校3年生のとき、歌手を目指して準備を始めたんです。幼い頃は、自分の顔がカッコよくない、ということを知らなかったので(笑)。たまたま私を気に入ってくださった事務所の社長さんから、ダンスが上手いと褒めていただき、自信をもつようになりました。しかし、その後社長さんが亡くなり会社が倒産してしまい、先行きが不安になっていたとき、ダンスで認められたことを思い出しました。それからチームを探して、ダンサーの道に進むことにしました。
<;b>;イム・ジョンウク氏(以下、イム氏):<;/b>;私たちの時代は「Seo Taiji&Boys」が大人気でした。学校でも流行っていて、ダンス好きな人たちはほとんどが「Seo Taiji&Boys」のダンスを真似ていたんです。その頃、近くの放送局に行ってダンスを踊るダンサーが出始めました。まだ、それほど多くはなかったのですが、彼らを見て私もダンサーを目指すようになりました。その頃はインターネットもなく、調べるのも大変だったのですが、幸い隣の学校の卒業生がいることを知り、コンタクトを取りました。同じくダンサーを目指す人がたくさんいたので、一生懸命練習してオーディションを受けました。ダンサーになるために大学に入学したのですが、入学直後に思い描描いていたものとは違う、と感じて中退し、ダンサー一本にしぼりました。
-振り付けをする際、最も重要視していることは?
<;b>;チョン氏:<;/b>;グループ、アーティストにマッチした振り付けを考えることです。例えば、「T-ARA」にかっこいい振り付けで踊らせても「何か違う」と感じます。同じように「Brown Eyed Girls」に可愛らしいダンスをさせても違和感が残るのです。本人たちのカラーを十分に活かせる振り付けに仕上げることが一番重要だと思っています。それから、一般の視聴者が「このダンスはおもしろい」「やってみたい」と思うかどうかも大切です。
-日韓のダンスの違いは?
<;b>;チョン氏:<;/b>;一番違うと感じるのは流れのスピードです。韓国は速いテンポを好み、どこか“慌ただしい”雰囲気ですが、日本はどちらかというとスローテンポで余裕のある動きをしますね。また、「KARA」の「ジェットコースターラブ」に取り入れた“パラパラ”の動きは、とても単純な動作の反復なので、最初に案をいただいた時は「この動きが受け入れられるのか? 」と私の感覚では疑問を抱きました。しかし、いざ“パラパラ”を取り入れたダンスで活動したところ、日本では人気を博しましたよね。これが日韓のダンスの違いか、と感じた瞬間でもあります。
<;b>;イム氏:<;/b>;私もレッスンをする中で、そのようなダンスを好む人が多いと感じています。もちろん難しい動きのダンスを好む方もいますが、可愛くてやさしいダンスが好きな人が多いようです。
-憧れのダンサー、アーティスト
<;b>;チョン氏:<;/b>;ヤン・ヒョンソクさんです。彼はダンスから始めて歌手になり、今は制作者として活躍していますが、私も彼のようになることが目標です。
<;b>;イム氏:<;/b>;マイケル・ジャクソンです。彼のダンス、歌、パフォーマンス全てに魅了されました。これまでも、そしてこれからも僕にとってのナンバーワンは、彼しかいないでしょう。
-ダンサーとして見たとき、ダンスが上手だと思う日本のアーティスト
<;b>;チョン氏:<;/b>;安室奈美恵さんです。彼女の動きはとても魅力的だとと思ますし、自分だけのカラーを持って、それが自分に合うように構成していると思います。
<;b>;イム氏:<;/b>;仲宗根梨乃さんです。振付師としても活躍されていますが、彼女のパフォーマンスはすばらしいと感じています。
2013/04/15 14:04:10 入力
左からイム・ジョンウク氏とチョン・ホンボク氏
2012年7月、日本初のK-POP専門ダンススクールとして新大久保にオープンした「YAMA&HOTCHICKS」。人気ガールズグループ「KARA」や「T-ARA」をはじめ多くのK-POPグループの振り付けを手掛ける現役ダンサーが講師を務めるとあって、いま話題のスクールである。
この度、多忙なスケジュールの中、来日したのはYAMA&HOTCHICKS代表を務めるチョン・ホンボク氏。「KARA」を日本市場に送り込むきっかけとなった「ミスター」、そして日本でトップアイドルの地位を確立させたと言っても過言ではない「ジェットコースターラブ」の振り付けを手掛けたのも彼だ。
また、現在(2013年4月)講師として来日中のイム・ジョンウク氏は1998年からダンサーとして活動をスタートさせ、これまで「H.O.T.」、「Fly To The Sky」、「SHINHWA」といった第一世代アイドルからRain(ピ)や「東方神起」、チャン・グンソクなどワールドスターと活動を共にしてきた。
まさに、K-POPを支える“影の立役者”でもある2人に話を聞いた。
-ダンスを始めたきっかけ
<;b>;チョン・ホンボク氏(以下、チョン氏):<;/b>;小学生の頃、テレビに出ている「Seo Taiji&Boys」を見て憧れを抱きました。ある学校の行事で「Seo Taiji&Boys」のダンスを踊ったのですが、内向的な性格の私がなぜかあまり緊張もせずに人前で楽しく踊ることができて…。それから「Seo Taiji&Boys」の映像を見ながらダンスをするようになりました。
-ダンスが趣味から職業に変わった瞬間は?
<;b>;チョン氏:<;/b>;勉強ができなかったので、ダンサーを目指すことになりました(笑)。それは冗談で、実は中学校3年生のとき、歌手を目指して準備を始めたんです。幼い頃は、自分の顔がカッコよくない、ということを知らなかったので(笑)。たまたま私を気に入ってくださった事務所の社長さんから、ダンスが上手いと褒めていただき、自信をもつようになりました。しかし、その後社長さんが亡くなり会社が倒産してしまい、先行きが不安になっていたとき、ダンスで認められたことを思い出しました。それからチームを探して、ダンサーの道に進むことにしました。
<;b>;イム・ジョンウク氏(以下、イム氏):<;/b>;私たちの時代は「Seo Taiji&Boys」が大人気でした。学校でも流行っていて、ダンス好きな人たちはほとんどが「Seo Taiji&Boys」のダンスを真似ていたんです。その頃、近くの放送局に行ってダンスを踊るダンサーが出始めました。まだ、それほど多くはなかったのですが、彼らを見て私もダンサーを目指すようになりました。その頃はインターネットもなく、調べるのも大変だったのですが、幸い隣の学校の卒業生がいることを知り、コンタクトを取りました。同じくダンサーを目指す人がたくさんいたので、一生懸命練習してオーディションを受けました。ダンサーになるために大学に入学したのですが、入学直後に思い描描いていたものとは違う、と感じて中退し、ダンサー一本にしぼりました。
-振り付けをする際、最も重要視していることは?
<;b>;チョン氏:<;/b>;グループ、アーティストにマッチした振り付けを考えることです。例えば、「T-ARA」にかっこいい振り付けで踊らせても「何か違う」と感じます。同じように「Brown Eyed Girls」に可愛らしいダンスをさせても違和感が残るのです。本人たちのカラーを十分に活かせる振り付けに仕上げることが一番重要だと思っています。それから、一般の視聴者が「このダンスはおもしろい」「やってみたい」と思うかどうかも大切です。
-日韓のダンスの違いは?
<;b>;チョン氏:<;/b>;一番違うと感じるのは流れのスピードです。韓国は速いテンポを好み、どこか“慌ただしい”雰囲気ですが、日本はどちらかというとスローテンポで余裕のある動きをしますね。また、「KARA」の「ジェットコースターラブ」に取り入れた“パラパラ”の動きは、とても単純な動作の反復なので、最初に案をいただいた時は「この動きが受け入れられるのか? 」と私の感覚では疑問を抱きました。しかし、いざ“パラパラ”を取り入れたダンスで活動したところ、日本では人気を博しましたよね。これが日韓のダンスの違いか、と感じた瞬間でもあります。
<;b>;イム氏:<;/b>;私もレッスンをする中で、そのようなダンスを好む人が多いと感じています。もちろん難しい動きのダンスを好む方もいますが、可愛くてやさしいダンスが好きな人が多いようです。
-憧れのダンサー、アーティスト
<;b>;チョン氏:<;/b>;ヤン・ヒョンソクさんです。彼はダンスから始めて歌手になり、今は制作者として活躍していますが、私も彼のようになることが目標です。
<;b>;イム氏:<;/b>;マイケル・ジャクソンです。彼のダンス、歌、パフォーマンス全てに魅了されました。これまでも、そしてこれからも僕にとってのナンバーワンは、彼しかいないでしょう。
-ダンサーとして見たとき、ダンスが上手だと思う日本のアーティスト
<;b>;チョン氏:<;/b>;安室奈美恵さんです。彼女の動きはとても魅力的だとと思ますし、自分だけのカラーを持って、それが自分に合うように構成していると思います。
<;b>;イム氏:<;/b>;仲宗根梨乃さんです。振付師としても活躍されていますが、彼女のパフォーマンスはすばらしいと感じています。
2013/04/15 14:04:10 入力
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